AMA旅物語

ノスタルジックにぶらり一人旅|AMA旅物語

デッキから眺める、龍馬の見た土佐湾

デッキから眺める、龍馬の見た土佐湾

高知県の東部を太平洋と平行に走る鉄道「ごめん・なはり線」。

運行本数もさほど多くない典型的なローカル線だ。このローカル線には、何本かに1本、オープンデッキの特別列車が走っている。観光客向けなのだろう。

3月だが、この日は幸いにも晴天に恵まれていたので、デッキに出てみた。

松や砂浜の海岸線、そして太平洋が途切れることなく見える、日本でも有数の絶景列車であることは間違いないだろう。

海岸に広がる白いじゅうたん

海岸に広がる白いじゅうたん

安芸市につき、海べりを歩いていると、なにやら白いものがあたり一面に敷き詰められている風景にでくわした。漁師らしき初老の男性に聞くと、釜あげしたちりめんを干しているのだと教えてもらう。

「ちょっと食べてみや」と言うので一口もらってみると、塩加減が絶妙!晴れた日の午前中にしか干さないらしく、とてもラッキーな時に出会したものだ。

当地では、安芸沖でとれるしらすを使った「釜あげちりめん丼」なるご当地丼が有名だそうだ。今日の昼ごはんは迷わず釜あげちりめん丼にしてみよう。

重厚なつくりは台風から漆喰壁を守るための知恵

重厚なつくりは台風から漆喰壁を守るための知恵

室戸の吉良川地区は、明治期に建てられた漆喰壁の商家、水切瓦の蔵、台風対策の外壁“石ぐろ”など独特の景観が残っていて、重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている。

特に漆喰壁に何層もついている「水切瓦」が重厚感を高めていることに目をひく。

「水切瓦」は、台風銀座と言われる当地で、雨風から漆喰壁を守るために施された装飾で、実に男性的な造形だが、夕日に照らされて輝く姿はとても美しい。